雑音の中、君の破片が埋もれていく
2005年8月16日今日。地震があったのは皆さんもご存知でしょう。
俺。そのとき丁度、仙台市にいて。
MD聞きながら、横断歩道手前で信号待ち。
そんな時だった。
不意に足元が波打った感覚に陥ったと思った瞬間、視点がぶれた。
あぁ・・・地震だ。
悲鳴とざわめきが耳元を掠めて行く。
頭にコンッと当たったのはコンクリートの欠片。
それで、我に返った。
そこからは、何かの映画かドラマでも観ている気がした
慌しくケータイを掛ける人々に鳴り響く救急車のサイレン
目まぐるしく更新される速報に群がる大人たち
飛び散ったガラスに散乱している薬局の商品
夢なら覚めてくれ
走り出したくなる衝動を抑えてケータイを握る
待ち合わせてた親友には一向に繋がらない。
冷や汗が噴出す 喉がカラカラ
ようやくソイツの姿が見えた瞬間。
初めて体が思い切り呼吸した気がした。
あと1本電車が早ければ。
今回初めて変えた、あの待ち合わせ場所でなければ。
遊ぶ約束をしていなければ。
高層に居て大惨事にあったかもしれない。
駅構内でガラスの雨に打たれたかもしれない。
家の中で怪我をしていたかもしれない。
”もし”
が絶え間なく有り得た未来を見せる
けど、ただいまは。
生きている事実に感謝したい。
俺。そのとき丁度、仙台市にいて。
MD聞きながら、横断歩道手前で信号待ち。
そんな時だった。
不意に足元が波打った感覚に陥ったと思った瞬間、視点がぶれた。
あぁ・・・地震だ。
悲鳴とざわめきが耳元を掠めて行く。
頭にコンッと当たったのはコンクリートの欠片。
それで、我に返った。
そこからは、何かの映画かドラマでも観ている気がした
慌しくケータイを掛ける人々に鳴り響く救急車のサイレン
目まぐるしく更新される速報に群がる大人たち
飛び散ったガラスに散乱している薬局の商品
夢なら覚めてくれ
走り出したくなる衝動を抑えてケータイを握る
待ち合わせてた親友には一向に繋がらない。
冷や汗が噴出す 喉がカラカラ
ようやくソイツの姿が見えた瞬間。
初めて体が思い切り呼吸した気がした。
あと1本電車が早ければ。
今回初めて変えた、あの待ち合わせ場所でなければ。
遊ぶ約束をしていなければ。
高層に居て大惨事にあったかもしれない。
駅構内でガラスの雨に打たれたかもしれない。
家の中で怪我をしていたかもしれない。
”もし”
が絶え間なく有り得た未来を見せる
けど、ただいまは。
生きている事実に感謝したい。
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